すぐにわかる物流管理システム Vol.2

第2回 2013年1月15日 すぐにわかる物流管理システム Vol.2


前回は物流管理システムの他システムと関連と5台機能をご紹介しました。
今回はメーカーと卸しの物流の違いについてから説明を始めます。


※物流管理については以下の二冊の本を読んだ結果、特にこれといったポイントをまとめています。
物流管理システムのご理解にお役立てください。


商品管理・物流管理・「物流」の仕組み―基本と常識

物流の種類は?  ?4つの物流・・・


物流管理で、物流を領域単位に分けると以下の4つにわかれます。


1.調達物流
2.販売に伴う物流 社内物流
3.販売に伴う物流 販売物流
4.回収物流


但し、メーカーと卸しの物流ではその意味合いが異なります。どのように違うのか、まずはメーカーの物流管理から確認してみましょう。

メーカーの物流管理を  ?領域単位に分けると・・・


メーカーの工場では製品を生産するために生産管理を行っています。


このため工場では製品を作成するために行った原材料の調達を、調達物流と呼びます。


メーカーの物流管理を領域単位で分けた場合のイメージ

卸しの物流管理を  ?領域単位に分けると・・・


以下の図をご覧ください。メーカーと卸しでは物流の出発点が異なります。


メーカーは工場から、卸しは仕入先から製品が倉庫に入ってくることになります。


卸しの物流管理を領域単位に分けた場合のイメージ


物流管理システムとして考えた場合、メーカーでは調達物流を含まず管理し、卸しでは含んで管理するということになります。

物流管理の役割とは?  ?2つの役割が・・・


次に物流管理の役割について考えてみましょう。
大きく分けて2つあります。普通に考えてもらえれば、わかることなのですが。
ひとつは物流サービスの維持・向上であり、もう一つは徹底したローコストでの物流を作り出すことです。


この役割をどのように運用するかを以下の図で説明します。


物流管理における2つの役割


物流サービスの維持向上は納入率で、ローコストオペレーションはシステム化によって役割を実現するための手段となります。

物流量と形状と個数  ?細かく分けて把握する・・・


次は物流管理の基本となる、扱う物流量と形状・個数など数に関する内容の説明になります。


入庫量、出庫量、在庫量、輸送量などの物流量だけでなく、それぞれについて荷姿形状と個数を細かく分けて把握することにが必要です。


下図のように物流施設関連では、データ項目の「入庫量」等も作業環境データとしては「出荷アイテム数」等で把握することになります。
また輸送施設関連では、データ項目の「輸送・配送量」も商品データの「商品サイズ」はデータ単位「容積」として把握します。


物流量と形状と個数に関するのイメージ


以上のようにシステム的にはデータの種類によって単位が変わることに注意しなければなりません。


次回は、情報システムの観点から見た業務フローについて説明をしたいと思います