X-over Development Coference2012 レポート Vol.1

【前編】クロスオーバー・デベロップメント・カンファレンス2012


2012年11月7日に日経BPセミナー事業センター主催のクロスオーバー・デベロップメント・カンファレンス2012参加してきました。
私が受講したセミナーについてのレポートを前編、後編の2回に分けてお届けします。


セミナー内容全体の詳細につきましては、日経BP社サイト内のオフィシャルサイトを参照ください。 ??? http://xdev.jp/
今回のレポートは私がメモを取りながら聞いた内容と後からダウンロード資料を見直して書いたものになります。
※今回のセミナーで使用された資料のダウンロードも可能になっています。


場所は目黒雅叙園2階にある3つの会場を使って行われました。
開催概要としては、午前は日経のIT関連出版に携わる編集長たちによるパネルディスカッションから始まり日本マイクロソフトの特別
講演、午後は3つの会場を個別に使用しての様々な講演が行われました。


私は、パネルディスカッションには間に合わず2つめの特別講演からの受講となりました。

クラウドで変わる、一歩進んだ開発スタイル?求められる3つの条件?


まずは、日本マイクロソフト デベロッパー&プラットフォーム統括本部 執行役員 平野和順氏が行った特別講演についてのレポートになります。 今回は、Windows8の発売があったことでマイクロソフトのセミナーが一番力を入れていたようです。そのマイクロソフトは、先頭バッターとして執行役員である平野氏の特別講演からスタートしました。


基本的にはWindows8、VisualStudioとAzureの活用についての宣伝です。
MSの説明として、アプリケーション基盤のクラウドサービスの広がりやマルチデバイスの多様化によるユーザーインターフェースの革新の必要性として、アプリケーション開発には3つの条件が求められていることを挙げていました。


 1.ユーザー指向
 2.ソーシャル
 3.データ指向


上記3つの条件について以下のような必要性が求められていることも説明していました。


 ・モバイルデバイスの仕事環境での活用。
 ・社内でのソーシャルでのつながり。
 ・クラウドを使いこなせる技術やクラウドにデータを展開する技術。
 ・サーバーサイジング等


以下にその他デモを交えた紹介内容を箇条書きにします。


 ・デスクトップ画面ではアプリが動かせないWindows8 RT版の紹介。
 ・マイクロソフトPC Surfaceの紹介。 (エミュレータの出来が良いと自画自賛してました。)
 ・TypeScriptの紹介。 OSSだそうです。JAVAScriptを生成します。
         ??? http://www.typescriptlang.org/
 ・Windowsストアアプリ開発リソースの紹介。
         ??? http://www.facebook.com/Goapps
   (1)Developer Camp
         ??? http://aka.ms/devcampJP
   (2)Windows8 Visual Studio
         ??? http://msdn.microsoft.com/ja-jp/windows/apps/br229516
   (3)テンプレート&素材集
         ??? http://msdn.microsoft.com/ja-jp/jj556227
 ・クラウド(Azure)でのサービス提供の紹介。
 ・アプリケーションのライフサイクル管理支援を行う、「Microsoft Team Foundation Server」の紹介。
 ・GMOインターネット株式会社の紹介。クラウド型の仮想ディスクトップサービスでWindows8 VisualStudio2012を提供。


最後に紹介された関連リソースを紹介します。


 ・Visual Studio 2012 試用版ダウンロード
         ??? http://aka.ms/zbxoek
 ・Visual Studio 2012 製品サイト
         ??? http://aka.ms/vzkx2f
 ・Rise?ビジネスを頂点へ導く力?
         ??? http://aka.ms/u3kter
 ・Team Foundation Service
         ??? http://aka.ms/jrgejk


このセミナーでは、Windows8に対するマイクロソフトの力の入れようが感じられました。しかしこれから本格的にXPから7へ移行する企業も多数あることから、今後のスマートデバイスへの乗り換えが、どのくらいの伸びを示して行くのかを楽しみにしていきたいと思います。

C/S型WindowsアプリからHTML5 Webアプリへ?既存資産を活用した業務アプリのマルチデバイス対応?


午後の部は3つの会場で各々のセミナーが開かれます。私が選択したのは、グレープシティ ツール事業部デベロッパー製品部 部長 小野耕宏氏の講演です。


グレープシティという会社は、VB向けのコンポーネントを製造販売している会社で、私が使ったこともあるINPUTMANやSPREADといった開発ツールを製品とする開発ベンダーです。


今回は、Visual WebGui Pro studio web&mobileの宣伝です。


現時点のスマートデバイスは、ユーザー企業での導入がまだ少ないものの導入を検討している、またはすでに導入準備中などの企業をあわせると、企業全体の6割以上の数字になるといいます。
(一般社団法人 日本情報システム・ユーザー協会 第18回企業IT動向調査調べ、当該セミナーPDF資料より)
またスマートデバイス導入傾向に伴い専用のカスタムアプリケーション開発が増えていることを言っていました。


カスタムアプリケーション開発のアプリケーション形態も、ネイティブアプリケーション(Javaや.NETで作成されたアプリ)よりハイブリトアプリケーションまたこれよりWebアプリケーション開発が導入・保守性やマルチデバイス対応に有利であるとの利点を述べていました。


ということ、でC/SアプリからWebアプリへのスキルコンバートが必要となった場合、生産性が著しく低下する懸念があることを示唆しています。
その対応策としてグレープシティが提案するのがVisual WebGui Pro studio web&mobileです。Webアプリでは困難なマルチウィンドウ等Windowsフォーム互換も高く、HTML5アプリによるマルチデバイス対応を高い生産性で行える魅力的なツールでした。


デモンストレーションでは、デザイン変更等が簡単に行えることを実感できましたし、その後のアーキテクチャーの説明では、最小限のネットワークコストとセキュアな管理が可能であることを述べていました。
要するに動作が軽くセキュリティに優れているということです。


最後に、VB6アプリケーション、Windowsフォームアプリケーションのソースコード変換支援ツールとしてTranspositionStudio instant CloudMoveを2013年中にリリース予定としていました。これができればさらに、既存C/SアプリをHTML5アプリに簡単にコンバートできてしまうようです。


さすがグレープシティといったところでしょうか。

できる超高速開発、すすむモバイル業務 ?「BRMS」導入で開発の自動化を実現?


午後の2つ目に私が選択したのは、キャノンソフトウェア ソリューション事業本部 事業企画本部 ソリューション企画部 部長
高橋嘉文氏の講演です。


こちらはWeb Performerという製品の宣伝なのですが、今回私の受講したセミナーの中で1、2を争うインパクトがあったものです。
製品の金額を聞いていないので特にそのような印象がありました。
この製品自体は2005年からリリースされているもので決して目新しいものではないのですが、実際にある程度の規模のJava開発には、威力を発揮するのではないかと考えられます。なんといってもJavaのスキル無しで業務用Webアプリケーションを製造できてしまうのですから。。。


話のつかみとして先ずスライドに国旗が左から順に日本>米国>中国と大なりマークが入った状態で映し出されました。
これはパッケージソフトを導入した際にカスタマイズを行う量の多さだそうです。


日本では、自社の業務にソフトを合わせて行く考え方が多いということを言っています。またこのことでシステムは多様化しさらに複雑化して行くことを説明していました。


またユーザー側からのシステム開発の要求は高まり「スピード経営を支えるシステム開発手法」、「品質確保とコストダウン」など要は
生産性の追求が必要となってくることも付け加えていました。


そこで生産性を追求するにあたっては、「なるべく人が作らない」、「可視化し辛い実装工程を少なくする」「下流工程は自動化し、技術者は上流工程へシフト」といったような開発の自動化が必要となってくることからこのWeb Performerの紹介に入って行きました。
このWeb Performerは基本設計情報に基づきリポジトリを登録し100%自動生成により業務用Webアプリケーション(Javaソースコード)を作成します。


この製品は、上記のことから以下の3つの特長をうたっています。


 1.高速開発:通常のJavaの開発工程から詳細設計と単体テストが不要となる。
 2.習得が容易:Javaスキルが不要となる。
 3.実行環境にランタイム不要:100%Pure Javaのアプリケーションを自動生成。製造したソースにライセンスが不要となる。


さらにソフトウェア開発環境はEclipseを使用しており、マウスレスの画面設計も可能で、もちろんマルチブラウザにも対応していて
いたれりつくせりとなっています。


最後にHTML5+JQery対応版が2013年1月リリース予定と発表していました。
この対応版がリリースされれば、これからの新しいWebシステムの開発ツールとしてかなり有効なものになると思いました。