今回は会計管理システムのなかでも管理会計といわれる部分の帳票についてから説明をして行きたい思います。
前々回(第5回)提示した帳票の一覧表で20.の部門比較帳票から始めます。
20.部門比較帳票
月次決算時に勘定科目ごとの部門別の当月残高を出力します。
部門を横展開し収益や費用の比較を行います。
21.月別推移帳票
勘定科目の当月発生分もしくは当月残高の月別推移を表した帳票です。
22.4期比較帳票
指定月度の過去4期分の比較をあらわす帳票です。システムを入れ換えの際は過去の残高データの移行も必要となります。
23.四半期比較帳票
四半期単位での推移比較となります。
18.株主資本等変動計算書
期中の純資産の変動を適切に把握するための項目によって構成されている帳票です。
19.決算報告書
決算の最終手続きとして作成されるり書類をまとめたものの意味で、毎決算期に作成し取締役会の承認を受けることが義務付けられている以下の帳票で通常の月次帳票の体裁をより見やすいように整えたものをいいます。
(1) 貸借対照表
(2) 損益計算書
(3) 営業報告書
(4) 利益処分案
(5) 付属明細書
会計システムでは通常の決算伝票を加味した残高の数値で決算報告書用のレイアウトに変換した内容を出力します。
以上今回は管理会計帳票及び決算帳票についての説明をおこないました。
次回は会計管理システムのサブシステムの説明に入って行きたいと思います。