ITエグゼクティブ・フォーラム IT JAPAN 2013 Vol.13

富士通が提案するICTの新たな価値 ?ヒューマンセントリックなICTの時代へ?佐相 秀幸氏


富士通
代表取締役副社長 CTO & CMO 工学博士
佐相 秀幸氏による講演です。


タイトルは「富士通が提案するICTの新たな価値 ?ヒューマンセントリックなICTの時代へ?」です。


スクリーンに映し出されたのは一枚の絵画でした。


それはフランスの画家ポール・ゴーギャンの晩年の作である
「我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか」でした。


佐相氏は、この「我々」を「ICT」に置き換えて富士通が進む道などについて語りました。

ICTの進化について


先ずはICTの進化についての話です。
ICTの進化の時期は3つに分類されると言います。
1990年代を「コンピュータセントリック」と言いメインフレームを中心として生産性向上が
主題であった。
その後の2010年代を「ネットワークセントリック」と言いC/Sやインターネットを中心として
ビジネスプロセスの変革がもとめられたのです。
そして現在を[ヒューマンセントリック」と言いクラウド、モバイル、ビッグデータを活用し
人間の知の創造、行動支援を目的としたものに進化していると。


競争力低下の要因やその箇所にICTが活用できるはずで
ヒューマンセントリックでは人の活動を起点としたシステム作りをおこなって行くのだと言っていました。

具体的な進化の内容について


次は具体的な進化の内容についてです。


・コンピューティング性能の進化


・ネットワーク技術の進化


・携帯端末の進化


・ICT基盤のスパイラルな進化


・爆発的なデータ量の増加により進むデータ共有


次は、富士通のビジョンであるビジネスと社会のイノベーションについてです。


・ICTイノベーションの方向性


・富士通のビジョン


・ビジョン実現へのアクション

6つのイノベーションコンセプト


・ビジネスと社会のイノベーションの姿
 6つのイノベーションコンセプトを提示しています。
 そしてそれぞれでの事例紹介を行いました。


1.フィジカル+ディジタルのビジネスモデル
 これはモノとサービスの組み合わせによるもので以下の事例紹介がありました。
・生産ラインシュミレータGP4とMRによる仮想量産試作。
・拡張現実(AR)で、安全で確実な点検をサポート


2.情報が結びつける世界
・複雑関係性分析(富士通特許出願中)
・ペットの健康情報から広がるビジネスとしてどうぶつクラウドとの連携 「わんダント」(富士通)


3.コンピューティングのもたらす新たな力
・スーパーコンピューター「京」の紹介
・人体のシュミレーションがもたらす可能性として心臓シュミレータの紹介


4.リアルタイムの対応
・自動収集データで、プロアクティブなメンテナンスを実現


5.人のつながりと協業
・高速分散検索技術(富士通) ※これは活用の段階に入っている。


6.インテリジェントな社会基盤
・情報や資産を守るセキュリティとして 富士通クラウドCERT
・農業の競争力強化として 食農クラウドAkisai(富士通)
・農業の競争力強化として 衛星を活用した食味分析
・シンガポール、サウジアラビア、会津若松 世界各地で都市を最適化 スマートシティ

お客様のビジネスを支える 富士通テクノロジーの紹介


次は、お客様のビジネスを支える 富士通テクノロジーの紹介です。
・富士通のテクノロジーポートフォリオ
 富士通は、万遍なくテクノロジーを保有していることが強みである。


・垂直統合によるサービスの提供
 ワンストップでのサービス提供が可能であること。


・イノベーションを加速するラインナップ
 富士通の最新のサービスを紹介しています。
1.FUJITSU Cloud Initiative
2.FUJITSU Big Data Initiative
3.FUJITSU Dynamic Integrated Systems
4.FUJITSU Intelligent Networking and Computing Architecture


そして、豊かな社会の実現に向けて
・ICTの力でお客様と共にイノベーションを実現
 現在は、進化のスパイラスの上にいる。
 そしてリアルとバーチャルを結びつけることを意識している。

最後に


最後に佐相氏が紹介したのが「杖」でした。
これは次世代の杖であると紹介したのです。
この杖にはGPS機能による行き先案内や持ち主の血圧、心拍データも収集可能で
急な体調の変化があった場合、すぐにわかるようになっているという。
この杖のようにICTは様々な分野へ浸透して行っているのだと結んだ。