ITエグゼクティブ・フォーラム IT JAPAN 2013 Vol.2

新しい価値創造を日本から 持続可能な成長への処方箋 by 内田士郎氏


ブライスウォーターハウスクーパース株式会社 代表取締役会長 内田士郎氏による講演です。


失礼ながら初めて聞く会社名でした。
しかしながら、私が無知なだけで売上高が315億米ドル日本円にして約3兆1500億円従業員数180,000人のビックな会社でした。
主な業務内容は監査及びアシュアランス、アドバイザリー・コンサルティング、税務業務サービス等を手掛けているそうです。


それでは、内田氏による講演内容をさらってみましょう。
タイトルは、「新しい価値創造を日本から 持続可能な成長への処方箋」です。


まず内容のについてですが、PWC社(ブライスウォーターハウスクーパース株式会社以下PWC社)の調査レポートをもとに
以下の内容についての数値のグラフ化が行われておりその説明をしてくれました。


 ・グローバル化に伴う世界経済のマクロ的不均衡
 ・逆転する新興諸国の経済規模
 ・中国、米国、インドが牽引する未来の世界経済
 ・SAAAME諸国の台頭
 ・世界のCEO達の声  ?成長への自信
 ・今後の成長への取り組み
 ・具体的な取り組みについて


余談であるが、こちらの会社のサイトを覗いたところ経営、会計、税務に関連する様々なレポートが掲載されていて
グローバルな視点にたった情報を見ることができることに驚きました。


日本の企業がグローバルな展開をしているが経済成長はあまりしていない。
また経済格差は広がり不安定化が進んでいる。
PWC社の調査レポートによると今後1、2年でG7(先進7か国)とE7(新興諸国7か国)のGDPが逆転すると予測されている。
しかも2050年にはE7のGDPはG7の倍の金額になるとも予測されている。
それは中国とインドのGDPが爆発的に伸びるということです。
私としては現状の中国の状態を見ているとにわかに信じがたいのですが
私の感覚よりPWC社のレポートの信憑性の方がはるかに高いことは明白です。


これらのことより世界の経済が先進国から新興諸国にシフトして行くことになるのです。
日本経済の成長のために新興諸国にどのように対処していけるかが問題になります。


新興諸国の大きなマーケットへの参入をどうするか。
現状は、規制や慣習が異なるため厳しい状況が続いている。
今後の成長への取り組みに関しても日本企業は既存国内市場のにおける本業の成長が一番重要だと
考えているとの調査結果がでている。


今まで先進国が主導であった経済が新興諸国へ移行し、グローバル化の意味が変わってきた。


不確実性とリスクが増大し想定外の対応が求められている。


国のボーダーラインをまたいで最適化を実現、国営企業が参入してきている。


今までの日本流が通用しない世界が増えてきている。
対応が多様化して行くと欧米企業や新興諸国の企業の両方の付き合いが必要になってくるが、
日本には多民族、多宗教に対応するノウハウがない。
文化を尊重する必要があり日本でもそれを行っていかなければならない。


未来に対する2つのアプローチを提示している。
これを判断しないと前に進むことができない。


 ・現状(過去)を肯定、・現状は持続可能である、・既得権益を保護
 ・現状(過去)を否定、・現状は持続可能でない、・創造的破壊


どちらのアプローチをとるか、現状の認識判断が重要である。


また、問題解決における2つのアプローチを提示している。


・演繹的アプローチ
 iPhoneは演繹的アプローチによって作られたものである。
 これは欧米人が得意な手法である。
・帰納的アプローチ
 不具合を改善して行くトヨタ的に製造されたものである。 これは日本人が得意な手法である。


経営をどのように変えて行くか。
ITやCIOがそれを担っている。
そしてクラウドやビッグデータなどを活用して行くためには機能やデータを取捨選択して導入することが必要だ。
日本人は足し算は得意だが引き算を苦手をいているようだ。


いままでのように日本流の強みが通用しない時代になってきている。
課題を強みにするアプローチとは、何か。
⇒いまある課題をどうとらえるか、
 日本の天然資源を手の組み方アライアンスをどのようにするかが今後の日本のテーマである。


アプローチの方法を決め正しいことを正しくやっていくことが重要だ。
その為には以下の内容の対応が必要となってくる。


今はグローバル化への転換期であり、お客様の満足も今までは日本企業だけであったが
グローバル化によって多様性が求められている。


変わらないことがリスクになっている。成長へ向かってシフトすることこそが必要。


自分はやっているが他が動かないではだめで自分がまず変わる必要がある。
つかえるプラットフォームの中で前を向いて成長をコミットして行かなければならない。


若干断片的で話がつながらない箇所がありますがお許し願います。
資料を見ながらメモをとっていましたがぽろぽろと抜け落ちた箇所がありました。


市場は新興諸国にありということは数字の予測が示していました。
日本が経済成長する為にはこの新たな市場に対して臆することなく挑んで行かなければならないことを痛切に感じました。